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作品No.2心の情動
時の流れと共に
時は身勝手に流れていく
たとえ時計が止まっていても
何もしていなくても
時は流れていく

私は時の流れに乗り
知らないうちに
ここまで流れ着いていた

友達や仲間との
思い出を背負い
ここまで流れ着いてきた

でもまだ時は
流れ続ける

その流れ続ける
時と共に
友人や仲間達の
私との思い出は消えていく

そしていつか
貴方達から
私の存在は
消えてしまうのだろう

友人でもなく
仲間でもなく
何でもない他人に…

淋しい事かも知れないが
どうしようもできない

しかし
もしかしたら
私が望んでいる事かも
知れない

時と共に
私の存在が消える事を…

2006/08/21

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作成日 : 2006/08/21(月) 11:59
更新日 : 2016/06/30(木) 12:00
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Book Shelf Ver:1.7 - 天空の彼方