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作品No.2心の情動
新年
何時しか
日暮れが
やってきて

蕎麦を頬張ると
除夜の鐘が
鳴り響く

また一年が
颯爽と過ぎ去り
また区切りの日を
迎えた

だけど
何の実感も無くて
自分は何をしてるのか
さっぱり分らない

「明けまして
 おめでとう」
何が
おめでたいのだろう

新年早々に
自分は泣いていた

荒れ狂う
気候の中で
春なんて
来るのだろうか

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作成日 : 2011/01/02(日) 22:24
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Book Shelf Ver:1.7 - 天空の彼方